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ドッグフードの形態(液状)

液状タイプのドッグフードは、子犬やシニア犬用のおやつや栄養補完食として与えるために作られたものが多く、栄養価の高いものが中心です。
主に以下のようなタイプのものがあります。

・子犬用のおやつ、栄養補完食
・成犬用のおやつ、栄養補完食
・流動食

それぞれのタイプの特徴は以下の通りです。

子犬用のおやつ、栄養補完食

なめるだけで手軽に栄養がとれるタイプで、液体状にしたフードに各種栄養素が添加されているもの、少し硬めのクリーム状に仕上げてあり、犬用おもちゃに詰められるようになっているものなどがあります。
前者はおやつや栄養補完食として与えますが、後者の場合はしつけやトレーニング用として使われることがあります。

また子犬は体が小さく、ストレスや不規則な食事時間、不適切な食事量、低体温、下痢や嘔吐などが理由で低血糖になりやすいことが知られています。
そのため低血糖を防ぐ意味で簡単に糖分が補給できる、糖分を含む液状おやつを獣医師から与えるよう勧められることがあります。
子犬の中でも小型犬の場合は特に低血糖症状になりやすいことがよく知られているため、常備しておくと安心です。

同じ子犬用のおやつでも使う目的によって、含まれている成分や栄養素は大きく変わります。
液状おやつを購入する場合は、まずはどのような目的で子犬に与えるのかを明確にし、それに沿った原材料が使われているかどうか、パッケージをよく確認してから購入するようにしましょう。

成犬用のおやつ、栄養補完食

成犬用も子犬用と同じく、なめるだけで手軽に栄養がとれるように設計されているものが中心です。
中身は同様ですが、成犬用の場合はサプリメント的な要素を加えてあるものが多く、オリゴ糖や乳酸菌を配合し腸内環境に配慮しているもの、低脂肪でカロリーをカットしてあり肥満に配慮しているもの、植物エキスを配合し糞尿臭や口臭に配慮しているものなどがあります。

子犬用と同様、与える目的によって使われている原材料も栄養素も異なるため、まずは目的を明確にしてから選ぶようにしましょう。

流動食

犬の消化が弱っている時や食いつきが悪い時、または噛む力が弱っている時などに与えるのが流動食タイプの液状フードです。
少量でも栄養がとれるように栄養価の高い設計になっておりビタミンやミネラルが配合されているのはもちろん、栄養バランスにも配慮して作られています。

また犬の食いつきが良くなるよう肉類のエキスやミルク、甘いシロップや香料などが原材料に使われていることがあります。
病中・病後の食の細い時期に簡単にカロリーが補給できるよう、脂肪分やオイルを多く配合しているものもあります。

同じ流動食でも使用されている原材料や栄養素の配合は異なるため、犬の体調に一番合っているものを選ぶようにしましょう。
また病中・病後に与える食事やおやつで何を与えればいいかわからない時は、獣医師など栄養について詳しい専門家に相談してから選びましょう。

液状おやつは間食として与える目的で作られていますが、緊急時の栄養補給食として作られているものもあります。

目的の異なる液状おやつを犬に与えると、カロリーオーバーしたり犬の栄養バランスを偏らせたりする恐れがあるのはもちろん、いざという時に適切な栄養を犬に与えられないことも考えられます。
液状タイプのフードを選ぶ時は、どのような時にそれを犬に与えるのか、イメージをまずしっかり持ってからそれに適したものを選ぶようにしてみてください。

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