ゴールデンレトリバー用フード
成犬になると体重が30kg前後になる大型犬のゴールデンレトリバーにはどのようなドッグフードが適しているのでしょうか。適したフードを探すには、ゴールデンレトリバーの特徴や、かかりやすい病気を知っておくことが大切です。
ゴールデンレトリバーにはどんなフードが良い?
ゴールデンレトリバーは大きな体を支えるためにも、丈夫な筋肉を作ることが大切です。そのために必要なのはタンパク質です。
フードには、動物性のタンパク質(肉類)を多く含むものを選びましょう。
消化があまり得意ではない野菜類・穀物類はそれほど多くないものが望ましいです。
また食いしん坊が多い犬種でもあるので、肥満になりやすい傾向があります。
健康な体を維持するためには、低脂質のフードを選ぶようにしましょう。
1歳を過ぎたら、低カロリーのフードに切り替えるのも手です。
低カロリーのフードなら、量は変えずに摂取カロリーを減らすことができます。
おやつには、フルーツや鶏ジャーキー、ゆで卵などがおすすめです。
天然のビタミンやタンパク質が取れるので、おやつでありながらも体作りに役立ちます。
人間の食べ物はすぐに肥満になるので与えないようにしましょう。
ゴールデンレトリバー特有の病気を予防するフード
ゴールデンレトリバーには、生まれつきかかりやすい病気があります。先天的な病気を完全に予防することはできませんが、フードの内容や与え方に注意することで症状を緩和させることは可能です。
■股関節形成不全
遺伝的な病気で、足の関節がうまく使えなくなります。
発症を抑えることは難しいですが、筋肉や骨を強くすることで軽症に抑えることはできます。
良質なタンパク質を取るように心がけましょう。
関節形成に良いとされるグルコサミンやコンドロイチンを配合しているフードもあります。
また肥満になると関節に負担がかかり病気も悪化してしまうので、日頃から太り過ぎには注意して下さい。
■胃捻転
大型犬によく見られます。
胃にガスや空気が溜まる病気で、早期対処を施さないと死に至ります。
対策としては、食事は1日2回以上に分けること、食後に運動をさせないことなどがあります。
ゴールデンレトリバーにドッグフードを与えるのは、散歩から帰った後が安心です。
また早食いは胃捻転の大敵ですので、異なる食感を楽しめるトッピングや手作りフードをドッグフードにプラスすると効果的です。
ゴールデンレトリバーのフード選びには、成分の他に愛犬の好みも大切な要素です。
また大型犬は1日の食事量が多いので、金銭面も重要なポイントです。
無理のない範囲でベストなものを見つけていきましょう。