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手作りドッグフードで使ってはいけない食材

人間にとっては体によく美味しい食材でも、犬が口にすると中毒を起こしたり、体調不良の原因になったりする食材は多くあります。
特に今回紹介する食材は少量を口にしただけでも命に係わるケースがあります。

栄養のある食事を、と手作りフードに手を出す前に必要な知識を学びましょう。

タマネギ、長ネギ、にんにく、ニラなどのネギ属の野菜

ネギ属の野菜には犬の溶血性貧血や血尿などを引き起こす成分が含まれています。

どのくらい食べると症状が出るかは犬の個体差や犬種によって異なり、極少量食べただけで命に係わる犬もいれば、そうでない犬もいます。

ネギ属の野菜には上記野菜以外にもエシャロットやらっきょう、あさつき、わけぎ、チャイブなどがあります。
誤って手作り食に使わないよう注意しましょう。

ぶどうやレーズン

原因はまだわかっていませんが、犬はぶどうやレーズンを食べると腎不全になることがあり、特に皮には注意が必要だと言われています。
余ったぶどうやレーズン、食べ残しの皮や種などは手作りドッグフードに使わないようにしましょう。

キシリトール

キシリトールは砂糖と同様の甘味がありながらカロリーが低い甘味料で、人間では虫歯予防や肥満予防、糖尿病予防のため砂糖の代わりに使われている甘味料です。

ただし犬と人間は代謝が異なり、犬は人間よりも素早くキシリトールを体内に吸収してしまいます。
そのため犬がキシリトールを食べると、同量のブドウ糖を摂取したときよりインスリン放出量が6倍大きくなり、重度の低血糖症や肝不全を引き起こす可能性があります。

最近では犬の肥満予防や虫歯予防、糖尿病予防に強い関心がもたれていますが、人工甘味料は犬に悪影響をもたらすこともあるため使用しないようにしましょう。

チョコレート、ココア、カカオ豆

チョコレートやココア、カカオ豆にはテオブロミンと呼ばれるアルカロイドが含まれています。
犬は人間に比べて、このテオブロミンの分解速度が遅く、カカオ豆を主原料にしたチョコレートやココアを口にすると中毒症状を起こしやすくなります。

手作りドッグフードに使わないのはもちろん、おやつとして与えないこと、人間が食べているのを見て欲しがっても与えないことが大事です。

コーヒー、紅茶、緑茶、コーラなど

コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、犬が摂取すると中毒症状を起こすことがあります。

カフェインはウーロン茶やコーラ、ココア、栄養ドリンクなど人間用のあらゆる飲料水に含まれています。
最近ではカフェインの眠気予防や集中力をアップさせる効果を期待して、お菓子にカフェインを添加していることがあります。
またコーヒーや紅茶、緑茶味のアイスクリームやお菓子にも、カフェインが含まれていることがあります。

カフェイン入りの飲料水やお菓子は甘味があるものも多く、犬が好んで口にしやすいため、手作り食に使わないのはもちろん、うっかり犬が口にしないよう注意してあげましょう。

その他

その他、犬に与えてはいけない食べもので有名なのが犬の肝臓に負担がかかる「香辛料」、のどや消化管を傷めやすい「鶏の骨」、中毒症状を起こす可能性がある「マカダミアナッツ」です。

注意すれば与えても問題がない食材

また生で与えるのは厳禁ですが、調理すれば問題のない食材もあります。
加熱したり細かく粉砕したりすれば使える食材には、魚介類、卵、豆類、芋類などがあります。
またじゃがいもの芽や皮にはソラニンと呼ばれる、中毒症状を起こすアルカロイドが含まれているため、じゃがいもの芽や皮はきちんと取り除いて使用します。

量を多く与えると栄養に偏りが生じたり、疾患につながったりする恐れのある食材もあります。
与えすぎに注意が必要な食材にはキャベツ、ほうれん草、アスパラガス、アボカド、こんにゃく、煮干し、海苔や海藻、レバー、乳糖を含む乳製品、砂糖などがあります。

その他にも今後、新しい研究や報告によって犬に与えると危険なことが判明する食べものが出てくる可能性があります。
手作り食にチャレンジする場合は、定期的にこれらの情報を仕入れて、犬に与えても安心な食材を使用するよう注意してみてください。

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