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ドッグフードが劣化しているかの判断方法

ドライタイプのドッグフードは水分含有量が少なく、微生物が繁殖しにくくなっています。
そのため開封後、時間が経過したときはカビや菌による劣化よりも先に酸化による酸敗が起こります。

しかし、ドライタイプのドッグフードでも、冷蔵庫などの湿度が高く室温と温度差の激しい場所で開封したまま放置していると、結露を起こし水分を吸い、カビや微生物が繁殖しやすくなってしまいます。
その場合は日持ちのするドッグフードとはいえ、腐敗による劣化が起こります。

ドライタイプのドッグフードは開封したら密閉容器に移し替え、涼しく日当たりの少ない場所で保管するようにしましょう。

またドライタイプのドッグフードが劣化しているか心配になったら、以下のポイントに注意してフードを観察し、与えてもいいかどうか判断してみるようにしましょう。

犬の食いつきが悪くなった

ドッグフードが劣化しているかどうかは、人間よりも嗅覚のいい犬のほうが早く気づきます。
ドッグフードの食いつきが悪くなったときは、犬の食べものの嗜好や体調に問題がある可能性もありますが、ドッグフードが劣化・酸化して匂いに変化が起こり、それを犬が嫌っている、あるいは警戒しているケースもあります。

酸敗したドッグフードを食べると、犬は消化器に不調(下痢や嘔吐)を起こす場合があることが知られています。
ドッグフードの食いつきがあまり良くないとき、また食べた後に何らかの症状があらわれたときは、犬の体調を獣医師に診てもらうと同時にドッグフードの劣化も疑ってみるようにしましょう。

開封後から明らかに匂いが変化している(くさい匂いがする)

動物性食材を多く使用しているドッグフードは開封後、酸化が進むと魚臭さやレバー臭、獣臭が強くなることがあります。
また油脂の酸化が進んでいる場合は、古い油や機械油のような匂いに、青臭い匂いなどが入り混じった複雑な匂いがします。
さらに乳由来の原材料が酸化した場合は、段ボールや紙を思わせる匂いがします。

湿度の高い環境に放置していた場合、カビや微生物が繁殖し、フードを腐らせてしまうこともあります。
フードがかび臭くなったときも、フードが劣化している恐れがあるため要注意です。
異臭にすぐ気づくためにも、ドッグフードを開封したらすぐ匂いを嗅いでおき、劣化する前はどのような匂いだったかをよく覚えておくようにしましょう。

触ったときにべたつくようになった

未使用の油がさらさらしているのに対し、何度も繰り返し使用した揚げ油は粘度が増してべたつくようになります。
揚げ油と同じように酸化した油脂も粘度が増すため、開封後は表面がさらさらしていたのに、開封後時間が経ち酸化が進むと、表面がべたつくようになります。
このべたつきが気になり出したときも、酸化が進んでいるサインです。

特に、酸化しやすい不飽和脂肪酸が多いフードほどべたつきが早く発生します。

フードの酸化による劣化を防ぐためには、涼しく日当たりの少ない場所で保存するのはもちろん、密閉容器や真空容器、脱酸素剤などいろいろなアイテムを使用して、酸素に触れる機会を減らすことが重要です。
日々の気温の変化や湿度にも注意して、必要であれば乾燥材なども利用してみましょう。
適切な保存方法をとった場合でも、開封後は一カ月以内に消費するのが望ましいです。

もし購入してから保存容器に移し替えることが手間に感じられるなら、少量小分けパックタイプのフードを探してみましょう。

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