ポメラニアンに適したドッグフード
ぬいぐるみのような愛くるしい外観のポメラニアンは、時代に流されず安定した人気のある犬種です。そんなポメラニアンの健康や毛並みを維持するドッグフードはどのようなものを選べば良いのでしょうか。
ポメラニアンに向いているのはこんなドッグフード
ポメラニアンは、成犬になっても体重が3kgと小型の犬です。小型犬は、生まれつき骨格があまり強くなく、骨折や脱臼をしやすい傾向にあります。
そのため骨や筋肉を丈夫にする動物性タンパク質を主原料としたドッグフードが、ポメラニアンにはおすすめです。
またポメラニアンは胃腸が弱く、下痢や嘔吐をすることがあります。
ドッグフードはできるだけ消化しやすいものを選ぶと良いでしょう。
穀物や野菜は、犬にとって消化しにくい素材なので、大量に摂る必要はありません。
ドッグフードを選ぶ時は、原材料をよく読んで吟味して下さい。
ポメラニアンのマズル(口)は小さいので、食べやすいようにできるだけ粒が小さめのドッグフードを選んで下さい。
犬は食べ物をあまり噛み砕かずに飲み込んでしまうので、大きな粒だと喉に詰まらせる恐れもあります。
ポメラニアンがかかりやすい病気を予防するフード
ポメラニアンのような純血種には、遺伝的にかかりやすい病気があります。ドッグフードの選び方によって発症を抑えることもできるので、予防方法を知っておきましょう。
■流涙症
涙が過剰に流れ出る病気です。
目の横にある涙管が詰まってしまい、本来体内に吸収されるはずの涙が外に出てきてしまいます。
その結果、目の周りや目の下に茶色い涙やけが発生します。
外見も悪くなってしまうので、悩ましい病気の一つです。
涙管の詰まりは遺伝的な要素もありますが、不必要な人工添加物を摂取し続けることが原因の場合もあります。
悪質なドッグフードは避け、安心できる素材を使った涙やけを防ぐドッグフードを選ぶようにしましょう。
■肥満
ポメラニアンは、ふわふわの被毛のおかげで太っても気付きにくい犬です。
また食いしん坊でもあるので、食べることが大好きです。
そのため気付いたら肥満になっていた、ということが少なくありません。
肥満になるとあらゆる病気を引き付けてしまいます。
心臓や肺に負担がかかり、足腰を痛める原因にもなります。
肥満を予防するためにはバランスの取れたドッグフードを選ぶことが大切です。
運動量があまり多くない犬の場合は、低カロリーのフードを選びましょう。
食いしん坊の犬の場合は、フードの量は変えずに、与える回数を1日3~4回にして犬の不満を解消しましょう。
ポメラニアンは小さいですが、立派な犬です。
肉類を豊富に使った栄養満点のドッグフードを与えてあげましょう。
愛犬によって好き嫌いもありますので、日頃の食いつきをよく観察して、その犬種に合うドッグフードを探して下さい。