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ドッグフードの形態(粉状)

幼犬用のミルクや離乳食用、シニア犬の介護食や流動食用、またはドライフードにふりかけるトッピングとして販売されていることが多いのが粉状のフードです。
市販されているものには、以下のようなタイプがあります。

・粉ミルク(牛乳/やぎミルク/調整粉乳)
・離乳食
・介護食/流動食
・ふりかけ

それぞれのタイプの特徴は以下の通りです。

粉ミルク(牛乳/やぎミルク/調整粉乳)

離乳前の幼犬に与えるミルクとして、または成犬・シニア犬の栄養補助食やおやつとして販売されているのが粉ミルクです。
外見は全て同じように見えますが、幼犬用と成犬・シニア犬用では成分が異なるため注意が必要です。

例えば成犬やシニア犬用の粉ミルクでは幼犬用のミルクよりタンパク質や脂質、カロリーが控えめになっていることがあり、幼犬が必要とする栄養やカロリー要求量を満たせない可能性があります。
幼犬用に粉ミルクを購入する場合は、必ず幼犬専用のものを選ぶようにしましょう。

また粉ミルクにも「総合栄養食」や「栄養補助食」などの区分があります。
粉ミルクの「総合栄養食」はミルクに栄養素を添加した調製粉乳が多く、原材料がほぼ原乳のみの粉ミルクは「栄養補助食」として販売されている傾向にあります。

犬の乳の成分は大まかにたんぱく質33%、脂肪42%、乳糖15%、ミネラルなどの成分が10%含まれていると言われています。
原乳のみの栄養補助食はこの成分量に満たないものもあるため、幼犬用ミルク選びで困ったら総合栄養食の中から選ぶと良いでしょう。

離乳食

離乳期の幼犬に与える粉末状のドッグフードです。
粉末ミルクをベースに肉類、穀類、その他栄養素をブレンドしているものもあれば、子犬用ドッグフードをベースにミルクを加えてブレンドしているものもあります。
離乳して間もない場合は前者を、離乳期が終わりかけている場合は後者を選ぶとよいでしょう。
またいずれの場合でも、総合栄養食として販売されているものの中から選ぶのがお勧めです。

介護食/流動食

粉末タイプのドッグフードの中で、最も種類が多いのが介護食/流動食です。
幼犬用の粉末フードと異なるところは、シニア犬の健康に配慮して特別な栄養素を添加していたり、原材料や成分にこだわっていたりするものが多いことです。

例えば関節の健康維持のためにグルコサミン/コンドロイチンを配合しているものや、消化吸収しやすいようタンパク質をアミノ酸レベルまで分解しているもの、活動量が少なくなるシニア犬のために低カロリーに仕上げているものなどがあります。

健康維持のために必要な栄養素や、最適な栄養バランスはシニア犬の体調や活動量によっても異なるため、獣医師など専門家に相談しながら選ぶと良いでしょう。

ふりかけ

犬の食欲増進や栄養を補助する目的で販売されているのが、粉末状のふりかけです。
チーズやささみ、牛肉など、犬の食いつきがいいタンパク質源を粉末状に加工しているものもあれば、栄養補助の目的で野菜を粉末状にしているふりかけもあります。

いずれも総合栄養食と共に与えるフードです。
与えすぎると栄養バランスに偏りが出る恐れもあるため、パッケージに記載されている量や与え方を超えて、与えすぎないように注意しましょう。

ふりかけタイプの粉末フードはそのまま与えることができますが、粉末タイプのフードで主食として与えるものは水に溶いて与えるものが中心です。
水に溶いて使用する場合は、犬の状態や好みによって滑らかさ・舌ざわりを変えられるため、犬の食べ方を見ながらやわらかさを加減して与えるようにしてみてください。

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