※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

ドッグフードの種類(ウェットタイプ)

ウェットタイプはドッグフードの中で水分含有量が最も多く、約75%程度含まれたものを言います。
またウェットタイプのフードはドッグフードの中でも様々な種類・形状のものが販売されており、最もバラエティが豊富です。
パッケージ別では缶詰、アルミトレイ、レトルトパウチ等の種類があり、フードの形状としてはパテ(テリーヌ)、シチュー、スープ、ムース、フレーク等の種類があります。

その他のウェットフードの特徴は、下記の通りです。

高温高圧殺菌装置を使用する、レトルト殺菌工程を経て製造されている

ドライフードやソフトドライフードではエクストルーダーという押出成形行う機械を使用して製造されるのに対し、ウェットフードではフードを充填した容器をまるごと高温高圧殺菌装置で殺菌するという、レトルト殺菌工程を経て製造されています。
レトルト殺菌ではフードを容器に入れた状態で殺菌することができるため、保存料等を使用しなくても未開封なら衛生的な状態を保てます。
そのためドライやソフトドライ・セミモイストフードに比べて、使用されている添加物が少ない傾向にあり、無添加を謳う商品も豊富です。

総合栄養食より一般食が多い

ウェットフードの場合、ドライフードと比べると様々な材料を食材そのままの形で使用することが多く、食材を調理してから容器に詰め込む場合と食材を入れた容器ごと加熱して調理する場合とがあります。
そのため犬に最適な栄養バランスを実現するために、様々な食材を使用することが難しい場合があり(食材によって適切な調理方法、時間、殺菌温度が異なりドライフードより工程を多く必要とする場合があるため)、主にドライフードのトッピングとして使用する一般食(おかずタイプ)のフードが多い特徴があります。

また単一の食材、もしくは調理方法や時間が同じでも問題ない食材のみを使用し、ビタミンやミネラルなどの栄養素を添加することで栄養バランスを整え、総合栄養食として販売されていることもあります。

ウェットフードには様々な食感のものがあり、バラエティ豊富に見えますが、ドライ製品に比べて使われている食材が少なかったり、また一般食として販売されているものが多かったりするため、ウェットフードを主食にする場合は「総合栄養食」と表記のあるものを選ぶことと、なるべく食材を多く使用しているもの(犬に必要な栄養素は未解明な部分も多いため、添加される栄養素だけに頼らないことが望ましいため)を選ぶようにするのがお勧めです。

ウェットフードは水分が多く消化性に優れ、水分を取らせたい時に水分補給用フードとして活用できます。

ウェットフードを選ぶ場合は主食として与えるのか、それともトッピングや栄養補給や水分補給用として与えるのかなど使う用途や目的をまずはしっかり決めて、それに適したものを選びましょう。

食材がそのままの形でとれるため、食いつきが良い

ドライフードなどでは原材料を細かく粉砕して加工されていますが、ウェットフードでは食材そのままの形を残した状態で加工することができます。
そのため肉や魚、野菜などの本来の食感を残すことができ、さらに水分含有量が多くジューシーなため犬の食いつきがよくなることがあります。
また水分が多いフードは消化性にも優れているため、犬の食欲が少し落ちてしまった時に活躍してくれます。

缶詰タイプは賞味期限が長い

トレーやパウチタイプのウェットフードは未開封の状態での保存期間が、ドライフードと同等、もしくはそれ以下なことが多いですが、缶詰タイプのウェットフードは未開封ならおよそ3年程度の賞味期限が設けられているものが中心です。
そのため毎日与える食事用としてはもちろん、非常食として保管しておくこともできます。

ウェットフードには様々な種類があり、飼い犬の体調・体質に合ったものを見つけやすい一方で、パッケージ表示を読み間違えたり、またはよく見ないまま適当なものを選んでしまったりすると偏った食事を犬に与える可能性もあります。
まずはウェットフードを日々の食事にどのような目的で取り入れるのかをはっきりと決め、そこから逆算し、目的に沿ったフードを選ぶようにしてみてください。

おすすめコラム一覧Related column